優秀なように見えてそうでない人
自信いっぱいに話している人をみると「優秀なんだろうなぁ」と思ってしまいますよね。
逆に、自信なさげに「こういう場合もあるし…」と話されるとその人を疑ってしまいます。
実際のところどちらが優秀なのでしょうか?
ダニングクルーガー効果とは、「認知バイアス」のひとつです。
能力の低い人が、自己の評価を正しく認識できず、自身を過大評価してしまうことです。
自信と理解度はそのまま比例していくわけではありません。
理解度に対して自身はいったん急上昇する形で、解離していきます。
この状態の人は、一見自身満々ですが、実は理解度は低いのです。
一方で、理解度は進んでいくと、物事の真の複雑さなどが見えてきます。
そうすると自分はまだまだ理解できていなかったことに気づくのです。
人を見る際には、理解度が低いがゆえに自身があるのか、理解が進んでいるがゆえに自身がないのかを見極める必要があります。
YouTubeなどで自信の成功体験を話しているようなひとを鵜呑みにしないことが大切です。