頑固者は常識人?クリエイティブな人は非常識?
具体レベルはとは「手段」であり、「what?」という質問に対応します。
抽象レベルとは「目的」であり、「why?」という質問に対応します。
これらの2つのレベルにおける常識と非常識について考えてみましょう。
抽象レベルの常識×具体レベルの非常識
こちらの象限が真にクリエイティブな人材です。
目的までさかのぼって考えると常識に沿っていますが、目的を達成するための手段は一見すると非常識です。
本人からすると抽象レベルでは常識的に考えていると思っているので、新しいことや斬新なことをしているという意識がない場合も多いです。
一般人としては、目的は理論立てて考え、手段の段階ではすべての可能性を否定せずに考えてみると良いでしょう。
抽象レベルの常識×具体レベルの常識
こちらの象限はいわゆる一般的な「常識人」です。
組織においてはほとんどがこの象限です。
指示されたことや、展開されてきた目標を実行する部隊としては非常に優秀です。
抽象レベルの非常識×具体レベルの非常識
こちらの象限は「ただの変人」です。
一見特徴的でクリエイティブな人間に見えますが、抽象レベルでも非常識なため成果につながることはめったにありません。
抽象レベルの非常識×具体レベルの常識
こちらの象限は「単なる頭の固い人」です。
具体的なルールや手順に関してはきちんと守るので、一見常識人や礼儀正しい人に見えますが、実態はルールを考えなしに守っているだけです。
ルールの上に存在するその目的には思考が及ばず、ルールを変えることやルールに反することを極端に嫌います。
「このルールはなんのために存在しているのか?」と考えることが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これらの分類はこの人はこの象限、自分はこの象限といつも決まった象限にいるものではありません。
仕事のとき、家庭のとき、学校のとき、友達といるとき、などなどそれぞれの場面で異なる行動をとっていることが多いです。
自分がどの象限で問題をとらえているのか、メタ認知を働かせることで、クリエイティブに近づきましょう!