儲かる会社と儲からない会社は何が違う?
なんとなく閉塞感のある会社と成長し続けている会社、どのような違いがあるのでしょうか?
今回は「原価」と「売価」の面で図解してみます。
原価とは、売価とは
そもそも売価とは売値のことですが、原価とはなんでしょうか?
会計的に難しい定義は置いておきますが、ざっくり言うと製品を製造するのにかかる費用のことです。
会計上では、製造にかかった費用と数量で原価計算を行い、製品原価を算出します。
では、売上・原価・利益の関係性を見ていきましょう。
コストプラス方式
コストプラス方式は、以下の式で考えます。
原価+利益=売価
製品にかかる原価に、売る側が利益を上乗せして売価を決定します。
こちらの方式では、売る側に主導権があります。
製品に魅力があり、ある程度消費者側が高くても買ってくれるものはこのような考えで売価を決定します。
マーケットマイナス方式
マーケットマイナス方式は、以下の式で考えます。
売価-原価=利益
こちらの方式では、買う側に主導権があります。
買う側が売価を決定し、「この値段でしか買わない」「この値段より高いのであれば、他社から購入する」と言われてしまいます。
そのためすでに決定されている売価から必要な原価を差し引き、残った分が利益になると考えます。
まとめ
さて、どちらの会社が閉塞感があるでしょうか?
一般的には「マーケットマイナス方式」のほうが閉塞感のある会社である可能性が高いです。
どちらの方式で考えているかは、「製品の魅力度」や「業界の形態」によって決まっていることがほとんどです。
社内の管理体制から、どちらの方式で利益を考えているを考えると、その会社が今後どうなっていくかが垣間見えます。