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【マインドマップでまとめる!】DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2019年 9月号 「時間とお金の幸福論」

本日は、ハーバードビジネスレビュー「時間とお金の幸福論」の要約と所感です。

 

早速ですが、マインドマップで要約したものです。個人的に重要だと思ったところ、面白いと思ったところを赤字にしています。

 

 

 

 

 

 

全体像

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時間よりお金を尊重

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ここ数年では、レジャーの時間も増え、自由裁量時間は増加しています。

にもかかわらず、時間に対して追われていると感じている人は増加傾向にあります。

その要因は、富や収入への執着にあります。特にその傾向は高所得者に多く、時給換算の収入が多ければ多いほど、時間に対して大きな価値を置くため、より時間の飢餓を感じます。

また、99%の人が外注したい家事や雑用を具体的にあげるのに対し、実行したのは17%と非常に少ない数字になっています。

 

 

金銭的に豊かになれば、より良い人生が送れるという誤解を克服しなければいけない
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そもそも、ゆとりのある時間は幸福感をもたらすものです。

時間を重視するタイプの人は、満足するキャリアにつく可能性が高いです。

時間を重視するタイプの人は、好きなことを仕事にする可能性が高く、仕事を心の底から楽しむことで、強い幸福感に浸ります。その結果として、ストレスによる悪影響を受けにくく、さらに生産性や創造性を発揮しやすいのです。

 

お金を追求してしまう理由
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大きく2つの要因に分かれます。

 

1 行動面の要因

行動面の要因は認知バイアスです。

さまざまなバイアスがありますが、

「多忙は要職の証」

「時間の節約にお金を使うのは怠け者だ」

「何かを楽しむにはまとまった時間が必要」

などが挙げられます。

認知バイアスをはずして考えれば、もっと時間を有効活用できるはずです。

 

2 組織面の要因

まず、組織の事情が従業員の時間に対する考え方に影響を与えます。組織の考え方が時間にまつわるストレスを生み出します。

さらに、金銭的なインセンティブが、自己中心的な成果向上の努力を後押しし、金銭への執着を強めます。

 

いかに始めるか
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1 余暇の使い方を工夫する

活発的に余暇を使うことで、のんびり過ごすよりも時間的なストレスが軽減されます。

また、短い時間でも、大海原を眺めたり、ハイキングに出かけたり、空を見上げるなど、驚異や畏怖の念に浸る時間を増やすことも大切です。

また、当然ですが休暇の取得率を上げることも重要です。

 

2 時間を買う

まず、軽減したい家事などの負担を知ります。人によって好きな時間と嫌いな時間がありますので、個人的に嫌いな時間の軽減を図ります。「何よりもお金が大切」という考え方を捨て、実際に雑用を外注してみましょう。

犬の散歩や子供の送迎、掃除など探してみれば時間を買うサービスは周りにあふれています。

 

3 仕事関連の時間の使い方を工夫する

時間に追われる主要因は、仕事の「期限」です。そもそも、期限の延長が可能であるにもかかわらず、延長を求めない人が多いのです。人間は否定的な反応を過大視しがちなのです。

むしろ、期限延長を求めることは、優れた仕事ぶりを印象付けるという研究結果があります。

 

雇用主ができること
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金銭ではなく、時間を褒賞にすることで、従業員の満足度が上昇し、結果的に雇用主の利益につながります。

休暇と物質的報酬では、大多数が後者を選びますが、休暇の方がワークライフバランスへの満足度が高く、褒賞は休暇ひとつに絞ることが効果的です。

また、休暇の取得率や少ない残業など、時間の節約の金銭的価値を示すことは、企業の好感度を上げます。

ただし、初任給が少ない仕事では、時間の金銭的価値を強調しても効果はありません。

 

まとめ
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時間の金銭的価値は評価することが困難です。そのうえ、時間は無駄遣いが簡単です。しかし、お金よりも注目度が低いのです。毎日のコーヒー代を年間でいくらになるかを考えるひとはいても、時間の無駄遣いでそのように考えるひとはいません。

わずかな時間をどのように使うかを慎重に決める人は少ないのです。

 

お金と仕事と同様に、時間についてもじっくりと考えてみましょう。出費をする前に、時間の有効活用につながるかどうかを考えることが大切です。

 

マネージャーという立場だと、個人の幸福度と企業の健全性の評価に対して大きな影響力を及ぼします。お金と時間の使い方を見直し、部下の仕事環境を見直すことが必要です。

 

時間を貴重なリソースと考え、時間をお金でお買うことを検討してみましょう。 

 

 

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