優先順位を考えて動こう
今回は、優先順位の簡単な決め方です。
優先順位を決めるには「ペイオフマトリクス」を使いましょう。
縦軸に実効性、横軸に実現性でプロットしていきます。
実効性はその施策を行った際の成果の大小、実現性は その施策が実現できるか否かです。
優先的に行うべき施策は「実効性が高く実現性も高い」領域のものです。
例)
例でいうと、右上にプロットされているものを優先して行うと良いでしょう。
理論としてはとてもシンプルですが、実際にこのように考えて行動しているひとは非常に少ないものです。
実際に日々の仕事の中でも紙に書きながら行動してみてください。
優秀なように見えてそうでない人
自信いっぱいに話している人をみると「優秀なんだろうなぁ」と思ってしまいますよね。
逆に、自信なさげに「こういう場合もあるし…」と話されるとその人を疑ってしまいます。
実際のところどちらが優秀なのでしょうか?
ダニングクルーガー効果とは、「認知バイアス」のひとつです。
能力の低い人が、自己の評価を正しく認識できず、自身を過大評価してしまうことです。
自信と理解度はそのまま比例していくわけではありません。
理解度に対して自身はいったん急上昇する形で、解離していきます。
この状態の人は、一見自身満々ですが、実は理解度は低いのです。
一方で、理解度は進んでいくと、物事の真の複雑さなどが見えてきます。
そうすると自分はまだまだ理解できていなかったことに気づくのです。
人を見る際には、理解度が低いがゆえに自身があるのか、理解が進んでいるがゆえに自身がないのかを見極める必要があります。
YouTubeなどで自信の成功体験を話しているようなひとを鵜呑みにしないことが大切です。
三十路越えのおじさんだけど、頭が良い奴だと思われたい…!!!
世の中には頭の良い人がたくさんいますよね…。
私は、会社の後輩が自分よりも明らかにランクの高い大学出身だと引け目を感じてしまいます。
東大卒の人とは最初から勝負をあきらめてしまっています。
普通のやり方では東大生よりも頭の良い人になることはできません。
「頭の良さ」を図解して、これから取るべき手段を分析してみましょう。
「頭の良さ」とは?
「頭が良い」と聞いて多くの人は「知識量」を想像します。
一方で「賢さ」や「地頭が良い」といった頭の良さもあることも事実です。
これらはいったい何が違うのでしょうか?
凡人である私はどのようしたら「頭が良く」なれるのでしょうか?
知識量
多くの人が想像する「頭の良さ」は知識量です。
知識量は「勉強効率」と勉強への「投下時間」によって決まります。
日本では義務教育で小中高、多くの人が大学へ進学します。
これらの授業やテスト勉強をきちんとしてきた人としていない人には圧倒的な投下時間の差があります。
多くの人今から東大生レベルの知識を身に着けるのは非常に困難です。
義務教育で学ぶ教科だけでもきちんと習得していれば、本来は博識な人として十分な知識量です。
賢さ・地頭
では、もう今からでは頭がよくなることはできないのでしょうか?
そんなことはありません。
もう一つの頭の良さが「賢さ」「地頭」です。
この言葉はよく耳にしますが、これらを説明できる人はあまりいません。
「賢さ」「地頭」の正体は「抽象化能力」です。
抽象化自体を学ぼうとして学んだことがある人は非常に少なく、本を数冊読むだけでも周りの人と圧倒的な差を生み出すことができます。
日々の抽象化能力のトレーニングには「図解」がおすすめです。
文章で理解するだけでなく、「フロー」「関係性」を図形を使って絵にかいてみましょう。